ル・ブランとマリーアントワネットの素敵な関係
絵画ファンの皆さま、こんにちは!
今日はヴィジェ・ル・ブランという画家についてのお話です。
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1755年- 1842年 フランス
エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
(Marie Elisabeth-Louise Vigee Le Brun)
1755年生まれフランスのパリ生まれ、女流画家。
あのマリーアントワネットと同い年で、肖像画の制作依頼を受け描いたことで有名です。
画家ルイ・ヴィジェの娘として生まれ、10代の頃から肖像画家として活躍。
1776年には画家兼画商のジャン=バティスト=ピエール・ルブランと結婚。
貴族の肖像画を描き、さらに才能を発揮させます。
あのマリー・アントワネットの肖像画を描くためヴェルサイユ宮殿に招かれたほどです。
以降、数々の肖像画を描き残しました。
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ル・ブランは、23歳のときにあのマリー・アントワネットの肖像画を描くために宮廷に呼び出されます。
偶然にもル・ブランとマリー・アントワネットは同い年でした。
そういう偶然もあり、ふたりは画家と依頼主の関係を超えて友人となりました。
画家ル・ブランも美貌の持ち主。
マリー・アントワネットに負けず劣らず、とても美しい女性でした。
制作年:1782年
こちらがル・ブランが自身を描いた肖像画です。
美しい女性ですよね。
わがまま?で有名なあのマリー・アントワネットですが、
ル・ブランが描いた肖像画にはとても満足し、王妃専属の肖像画家として採用しました。
これが2人の出会いです。
ヴィジェ・ルブラン【フランス王妃マリー・アントワネットの肖像】
制作年:1778年
所蔵:ウィーン美術史美術館
本当に美しく描かれたマリー・アントワネットの肖像画。
こんなに美しく描いてくれたなら、それは気に入りますよね♪
この肖像画を描いてから数年間は、宮廷で王妃や子供達、王族や家族の肖像画をたくさん依頼されました。
マリー・アントワネットとル・ブラン、宮廷画家というよりは「親友」という関係だったそうです。
ここからはル・ブランが描いたマリー・アントワネットの肖像画をいくつかご紹介していきますね。
ヴィジェ・ルブラン【モスリンのシュミーズ・ドレスを着た王妃マリー・アントワネット】
制作年:1783年
所蔵:ワシントン・ナショナルギャラリー
制作年:1783年
制作年:1787年
原画サイズ:275x215cm
所蔵:ヴェルサイユ宮殿
制作年:1785年
原画サイズ:92x73cm
ヴィジェ・ルブラン【本を持つ深紅のドレスのマリー・アントワネットの肖像】
いかがでしたでしょうか?
美しく描かれたマリー・アントワネットの肖像画がたくさんありましたよね。
仲良くなった二人。
それはフランス革命によって引き裂かれました。
フランス革命の間、ル・ブランはフランスから逃れ、イタリア、オーストリア、ロシアを
転々とし画家として働いていました。
画家として大成功を収め、各国でも人気の画家となりました。
86歳で亡くなるまで、肖像画家としても有名で、さらに王宮との関係も深く、
素晴らしく華やかな人生でした。
一方のマリー・アントワネットは、フランス革命によって処刑されてしまいました。
そういう2人の運命でした。
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- 2022.09.06 Tuesday
- ル・ヴラン
- 10:25
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