なんとなくオシャレに感じる抽象画
絵画ファンの皆さま、こんにちは!
今日のテーマは”抽象画”です。
抽象画って、理解するのは難しいけれどなんとなくオシャレな感じはありませんか?
これは何を描いているんだろう、何を意味しているのだろう、
正直言ってよく分からないことが多いですが、それでもなんとなくオシャレ♪
オシャレな雑貨屋さんやカフェなどに抽象画が飾られていると、
それだけでもうオシャレな感じがします。
抽象画はそのような魅力があります。
今日はそのようなオシャレに見える抽象画の名作をご紹介し、
そして実はこういう意味が作中に込められていたんだという解説も合わせてしていきたいと思います。
モンドリアン【ニューヨーク・シティ】
制作年:1940年
原画サイズ:117×110.5cm
所蔵:パリ国立近代美術館
1872年オランダ生まれの抽象画家ピエト・モンドリアン。
「キュビスム」の理論により抽象画の極限を求めようと探求を重ね、
とうとう「線」や「三角形」などを配置して描かれた表現にたどり着いた。
本作はモンドリアンの晩年の代表作で、ニューヨークのストリートが交わる様子を表現した作品です。
パッと見ただけでは3色の線が交わっているだけの作品のようにも見えますが、
実はニューヨークのストリートを表現していたのですね。
原画サイズ:80.7×80.8cm
所蔵:グッゲンハイム美術館
1878年ウクライナ生まれの画家カジミール・マレーヴィチ。
正方形や長方形などの幾何学模様を組み合わせて描くスプレマティズム(絶対主義)という純粋抽象の哲学を提唱した画家として有名。
本作は表題にある通り、雪の降った村の朝の様子を描いた作品です。
パッと見ただけでは何を描いているのか分からなくても、表題を見ると納得ですよね!
ドローネ【傘をさす女性】(別名:パリジェンヌ)
制作年:1913年
原画サイズ:123.5×90.3cm
所蔵:ポーラ美術館
1885年フランス生まれの抽象画家ロベール・ドローネ。
抽象画の先駆者的存在の一人。
本作は傘をさすパリジェンヌの様子を描いた作品です。
カンディンスキー【Composition VIII】コンポジション8
制作年:1923年
原画サイズ:140×201cm
所蔵:グッゲンハイム美術館
1866年、ロシアのモスクワ生まれのワシリー・カンディンスキー。 抽象画の先駆者と言われる画家です。
カンディンスキーは、もともとモスクワで法律と経済学を学んでいましたが、
画家クロード・モネの「積みわら」を見て抽象画の原点がここにあると悟り、画家の道に進むことを決意しました。
本作は音楽を絵画に表現した作品で、画中に”曲”を表現したそうです。
カンディンスキー【Squares with Concentric Circles】
制作年:1913年
原画サイズ:23.8 × 31.4 cm
所蔵:レンバッハハウス美術館
本作もカンディンスキーの作品ですが、カラフルな円が12個並んで描かれています。
この円が宇宙の神秘を表現しており、カラフルな色合いはエネルギーを表現したと言われています。
いかがでしたでしょうか?
抽象画がオシャレに感じる理由。
それはぱっと見では何を表現しているか分かりづらいため、
作品を鑑賞する者がそれぞれの受け取り方が出来るため、でもある気がします。
画家はもちろん何か自分の思いを表現するためにその作品を描いたとは思いますが、
その作品を見て我々ひとりひとりが感じるものは違うと思います。
そういう曖昧さや、見る者によって捉え方が異なる点が
よりその作品をオシャレと感じる要因ではないでしょうか。
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- 2023.03.30 Thursday
- 美術説明
- 10:37
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